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2008年3月30日 (日曜日)

医療制度の素晴らしさ

この間、義理の母ががんで入院し手術をしたのだ。
もう年金暮らしだから、収入もあまりないが国民健康保険には加入している。本人も、入院するのも手術するのも当たり前のことだと思っているから、何の疑問も抱かずに入院して手術を受けたし、幸いまったく初期だったらしく1週間後には退院して、すでに元気になっている。

これが、アメリカだと、まず医療保険に入っていなければ入院したり、手術は受けられないのだ。まだ、前の記憶が残っているせいか、最初に医療保険がどんな種類でその病院で治療を受けられるのか、手術する際の費用はどうするのかなどと心配してしまった。年金暮らしであまり収入がないし、高齢なので、いい保険には入れないから、最低限の治療しかアメリカでは受けられないし、それが常識だからだ。命は金で買うのである。

アメリカに比べて、何の心配もなく、治療が受けられる日本の医療保険制度はすばらしいと思った。アメリカだとこのぐらいの手術だと入院なんてさせてくれないかもしれないな、とも思ったのだな。手術が受けられるのが良かったし、その後の看護なんて非常に手厚い。貧乏だろうと金持ちだろうと、同じ扱いが受けられる。日本では当たり前なのかもしれないが、アメリカだとこういう医療制度は国民の夢なのだな。アメリカでは、ありえない。

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食の安全

今日は、NHKの食の安全のTV番組を見たら、バーガーキングとどっかの州政府とCDCの取り組みが紹介されていた。
いつものことでうんざりするのだが、アメリカの取り組みが優れていて、日本が遅れているという構図なのだな。見過ごしているポイントというか、いつもと同じ論理を押し通すために、わざと一面だけしか見せてないので、まるで日本が何もしていないような感じで紹介する。こういう戦後何十年たっても、変わらないアメリカが素晴らしい的な、マスコミの報道姿勢は、もう、やめた方がいいだろう。
アメリカは訴訟社会だから、何かあれば大損するのは企業や州政府なのだな。マクドナルドのコーヒーが熱すぎるといって訴訟を起こして、莫大な損害賠償を勝ち取ることができる社会なんだよね。そんなところで、食中毒でも起こそうものなら大変だよ。
前にタコベルで牛肉のO157の汚染事件があって、それこそ大騒ぎになったし、狂牛病の牛肉管理のずさんさは、日本でもテレビでさんざん放送されてたはずだ。いかにも、アメリカが食の安全のためにすごいことやっているようにNHKが放送していたが、紹介されてたのはバーガーキングとCDCとどっかの州政府のことで、「アメリカ」全体じゃあない。アメリカは日本と違って、合衆国だから全国画一になんでも同じ対応している訳じゃあない。個別の企業やどこかの州政府がやっているだけって話なんだな。
それに、アメリカの管理側は、現場の労働者を信用しないから、機械に頼るようになるという面は紹介しない。
人種もたくさんいて、それこそ差別社会だし、格差が異常に大きい社会で、教育程度も異なるのに、「日本」と「アメリカ」という国同士の対応みたいに比べるのか自分には理解できない。スーパーなどは低賃金なのでNYでは黒人ばっかりが働いているし、どんなに態度が悪くても、だらだら隣と話しながら仕事してても、みんな低賃金だから仕方ないよねってあきらめている。そんな現場の状態を紹介しないで、アメリカが優れているなんて、どうして言えるんだろうか。日本人は労働意欲が高いし、低賃金でも勤勉だ。だから取り組み方法が異なるのは当たり前だし、訴訟なんか起こさないし、地方では消費者とスーパーとの信頼関係もあるから、比較できないと思うんだよね。

アメリカのスーパーじゃあ、賞味期限なんてないし、古いのや中身の出ちゃったようなものも平気で陳列棚においてある。消費者がスーパーなんか信用してないから、自分でちゃんとみて選ぶんだよ。こういうところも、紹介してほしかった。
ちなみにNYCでは、スーパーの抜き打ち検査をやってて、衛生管理ワーストを発表している。ワーストに載るのは惣菜の調理場にねずみがいたりするようなところだよ。

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魔法にかけられて

帰国して一年になるので、NYを懐かしんで、食事と映画に行った。
食事は、キタノNYにあった、なだ万(あそこは白梅だったが)に行き、映画はNYが舞台の「魔法にかけられて」を見た。
一年も経ってしまったので、味覚が変わってしまったかもしれないが、なだ万はかなり美味しく感じられて、なだ万白梅よりも、数段上のような気がした。日本酒が「なだ万」一種類しかないが、これもすっきりした味でなかなか良かったが、日本酒も料理も、お値段はNYの2-3倍という感じ。

映画は、非常に良かった。セントラルパークも懐かしかったし、タイムズスクエアもアッパーイーストも懐かしかった。
最初にタイムズスクエアのマンホールから出てきた主人公のジゼルが地下鉄に乗ってしまうのだが、お金無しじゃ乗れないし、あの服装では改札通れ無いよなあとか思いつつ、なぜか、降りたところは、クイーンズSteinway st.のようである。危ないよね、あんな格好じゃあ。それに、こんな所に何故、ロバートが子供と一緒に、タクシーに乗って通りかかるのかよくわからんのである。
リス(チップモンク)が異常に面白い。言葉が通じなくなって(通じないのが普通だけど)、パントマイムで一生懸命、王子に状況を説明しようとするのだが、これが、やったら可笑しくて、大笑い。いやあ、笑わせてくれます。

マンハッタンのいろいろな場所が出てくるし、なんとなくNYkerの「NOという否定的な捉え方が現実的な方法だと考えて、自分が損したり傷ついたりするのを防ぐ」という思考方法があからさまにロバートに出てて、そういうところも楽しめる映画である。
最近見たブレイブワン、ボーンアルティメ一テッド(だっけ)もNYを舞台にしていて、ボーンの方は引っ越して住もうかと思っていたTudor Cityが出てきてなかなか懐かしかった。しかしあのランディが仕事しているビルはどれだろうか。

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2008年3月22日 (土曜日)

日銀総裁の空席

政争の具といわれているが、今回の日銀総裁が空席になった顛末は、全く情けない。
この世界経済の重大局面において、全くそのことに危機感を持たず、平気で政争の具とする民主党は今や政権担当能力が無いことを証明したようなものだ。どこの政党が良い悪いと言うつもりは無いが、ダメというのなら対案を出すべきだし、ダメな理由が論理的で首尾一貫しなければ、それは無能ということだ。
先日のBBC経済ニースでは、トップニュースの3番目、それも1番目と2番目は、この事態に英国の銀行が共同歩調を取ると言うニュース、二番目はEUが協同で対応するというニュース。そして3番目は、この緊急事態に自民党と民主党の政争の具とされた日銀総裁が空席となるというニュースだった。
いくら日本の政治がダメとはいえ、この情けない事態はなんだ!
日本は、米欧と世界経済の一角を担う重要な国なのである。日本の政治家達がどんなに自己卑下しようとかまわないが、日本がアジアのリーダーであるのは厳然たる事実であり、世界経済に対する責任は重い。そのことは、この米国経済の後退に対する、日本経済への期待がいかに高まっていたのかを見れば明らかなのだ。それが、こんな有様でいいのか。
日本の株式市場から外資が引き上げているという。ブラックマンデー以来だそうだ。小泉政権が手を打ってきた改革を頓挫させ、株価低迷にも何の手も打たず、世界の期待感を地に落としたのは自民党の責任だ。米国経済に赤信号が点った今、まさに世界から日本の政治の役割を問われているというのに、両政党共にこのていたらくは何だ!一体、日本の政治家ってものは、何を考えているのか。自分の祖国の役割をどう考えているのか。
あなたたちは、世界というものを視野において、日本という国をきちっと評価をして、政治をしているのか。あなたたちは、未だにどぶ板政治しかできないのか。
これでは、本当に二流国じゃないか。

もう、いいかげんにしてほしい。
帰国以来、良いニュースは全くなかったが、今回の日銀総裁の空席は、あまりにもひどい。開いた口がふさがらない。もの言わぬ国民も良いだろうが、ものを言わないせいで、自分達の資産が、どんどん目減りしていくんだよ。いい加減に目覚めたらどうだろう。今、本当に日本の役に立っている政治家はだれなのかよく見極めるべきと思うのだ(はっきり言って、私にはわからんが)

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