食の安全
今日は、NHKの食の安全のTV番組を見たら、バーガーキングとどっかの州政府とCDCの取り組みが紹介されていた。
いつものことでうんざりするのだが、アメリカの取り組みが優れていて、日本が遅れているという構図なのだな。見過ごしているポイントというか、いつもと同じ論理を押し通すために、わざと一面だけしか見せてないので、まるで日本が何もしていないような感じで紹介する。こういう戦後何十年たっても、変わらないアメリカが素晴らしい的な、マスコミの報道姿勢は、もう、やめた方がいいだろう。
アメリカは訴訟社会だから、何かあれば大損するのは企業や州政府なのだな。マクドナルドのコーヒーが熱すぎるといって訴訟を起こして、莫大な損害賠償を勝ち取ることができる社会なんだよね。そんなところで、食中毒でも起こそうものなら大変だよ。
前にタコベルで牛肉のO157の汚染事件があって、それこそ大騒ぎになったし、狂牛病の牛肉管理のずさんさは、日本でもテレビでさんざん放送されてたはずだ。いかにも、アメリカが食の安全のためにすごいことやっているようにNHKが放送していたが、紹介されてたのはバーガーキングとCDCとどっかの州政府のことで、「アメリカ」全体じゃあない。アメリカは日本と違って、合衆国だから全国画一になんでも同じ対応している訳じゃあない。個別の企業やどこかの州政府がやっているだけって話なんだな。
それに、アメリカの管理側は、現場の労働者を信用しないから、機械に頼るようになるという面は紹介しない。
人種もたくさんいて、それこそ差別社会だし、格差が異常に大きい社会で、教育程度も異なるのに、「日本」と「アメリカ」という国同士の対応みたいに比べるのか自分には理解できない。スーパーなどは低賃金なのでNYでは黒人ばっかりが働いているし、どんなに態度が悪くても、だらだら隣と話しながら仕事してても、みんな低賃金だから仕方ないよねってあきらめている。そんな現場の状態を紹介しないで、アメリカが優れているなんて、どうして言えるんだろうか。日本人は労働意欲が高いし、低賃金でも勤勉だ。だから取り組み方法が異なるのは当たり前だし、訴訟なんか起こさないし、地方では消費者とスーパーとの信頼関係もあるから、比較できないと思うんだよね。
アメリカのスーパーじゃあ、賞味期限なんてないし、古いのや中身の出ちゃったようなものも平気で陳列棚においてある。消費者がスーパーなんか信用してないから、自分でちゃんとみて選ぶんだよ。こういうところも、紹介してほしかった。
ちなみにNYCでは、スーパーの抜き打ち検査をやってて、衛生管理ワーストを発表している。ワーストに載るのは惣菜の調理場にねずみがいたりするようなところだよ。
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